私は現在老後の資金準備、お小遣いUPを目的として投資を実践しております。
老後の資金準備のためにインデックス投資をしており、積立NISAを活用して積み立てております。
また、お小遣いUP(キャッシュフロー拡大)のために高配当投資を実践し、米国株、高配当ETFに投資しております。
給与だけでは今後の生活に不安を覚え、いざ投資を始めようとしたときに湧く疑問…
んで、どこに投資したらいい?
私もめちゃくちゃ悩みました…
投資をする上では損はしたくない…!
今回の記事においては自分の目的達成のために米国株に投資している理由を記事にしました。
一つの意見として、投資先に悩んでいる方の参考になれたら嬉しいです。
Contents
米国株に投資する理由
米国株は右肩上がりでリターンが高い
米国株のリターンを見ていきます。
米国株 VS 日本株
まず身近なものとして日本株と米国株を比較しました。
【出典:my index】
これは米国株はS&P500、日本株はTOPIXという指数にて2000~2020年の20年間における累計リターンを比較したグラフです。
▼S&P500について
▼TOPIXについて
2000年を起点として20年後の累計リターンについて、S&P500は+238.9%、一方TOPIXは+45.6%とリターンの差は明確です。
米国株 VS 世界株
世界株はMSCI ACWI、米国株は引き続きS&P500です。
▼MSCI ACWIについて
項目 | MSCI ACWI | S&P500 |
概要 | 世界の株式を対象とした株価指数 | 米国の時価総額上位500銘柄を時価総額順に加重させた指数 |
米国の比率 | 57.93% | 100% |
リターン (100万円投資した30年後) |
625万円 (年率平均リターン:6.3%) |
1698万円 (年率平均リターン:9.9%) |
【出典:my index】
上記から見てわかる通り、世界株と言いつつ、半数以上は米国株であり、リターンは米国株に軍配が上がります。
ただ現在の米国株の好調なのは今後の保障されたものではなく、その反面リバランスされる世界株のほうが投資に有利ではという意見もあります。
上記についてはその通りで世界株の有利な点だと思います。
その点を踏まえても、世界株においては米国が大半を占めており、米国株がすべて無くなることは考えにくく、また、米国株の方がリターンが大きい実績を踏まえると、今後も右肩上がりで世界株よりリターンが高い可能性があるため、資産最大化を目指すインデックス投資を目的として米国株に投資する方がよいと私は考えています。
株主還元に積極的で優良株が多い
米国企業は株主還元に積極的
米国企業の中には、株主に利益をしっかりと還元しようとする企業が少なくありません。
日本株において25年以上連続増配を行っているのは花王1社のみに対して、米国株では136社(’20/8月時点)あります。その中でも50年以上連続増配を続けている配当侯爵と呼ばれる企業も存在します。
増配とは、前年よりも1株あたりの配当額が増えることです。つまり、連続増配とは毎年株主に還元する金額を増やしていくという株主還元姿勢の表れであり、株主にとっては非常にありがたいことです。
米国株は優良株多数
また、配当金は、企業が稼いだ利益の一部から支払われるもので、25年以上も連続増配を続けるには長期的な利益成長欠かせません。
長期的な利益成長を実現できたのは他社が容易にマネできない強みを持っているからであったからこそと言えます。他社がマネできない強みがなければ競合他社の参入で市場シェアの奪い合いや価格競争に巻き込まれ、最終的に業績を落とすことになり利益成長が見込めません。
米国株には先に述べた通り、25年以上も連続増配を続けている優良株が多数あり、加えて、株主還元にも積極的である為、キャッシュフロー拡大を目的とした高配当投資にも適していると考えます。
アメリカの国家競争力が高い
最後はアメリカが純粋に国家競争力が高く、今後も世界の覇権を握っていくと考えているからです。
WEF 国際競争力ランキングで常に上位
WEF国際競争力ランキングとは、世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表する国の総合的な競争力を表すランキングです。
評価項目は、制度、インフラ、マクロ経済の安定度、健康衛生と初等教育、高等教育と職業訓練、商品市場効率、労働市場効率、金融市場の成熟度、技術発展、市場規模、ビジネスの先進度、技術革新など100以上の指標で評価です。
アメリカは2019年度は2位、2018年度は1位と常に上位にランクインしています。
WEF国際競争力TOP10内で2100年における人口増加がTOP5
上記人口予測の資料によると、アメリカは、2019年3億2900万人、2050年3億7900万人、2100年には4億4300万人と増加し世界4位と予想されています。
人口増加によって、アメリカは今後も国内需要が拡大するだけでなく、労働力も確保することができます。
また、アメリカは移民国家ですが、世界中から優秀な人材が集まるという特徴があります。
例えば、相対性理論のアインシュタイン、映画監督のスティーブン・スピルバーグ、Google創始者のラリー・ペイジ、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグ、Dell創始者のマイケル・デル等彼らはユダヤ系アメリカ人です。その他にはApple創始者のスティーブ・ジョブズはシリア系アメリカ人、現Microsoft/CEOのサディア・ナデラはインド系アメリカ人と世界的企業のトップには移民系アメリカ人が活躍しています。
現トランプ政権が移民反対を唱えていますが、上記人材から見て、アメリカの発展はこれら移民の優秀な人材によってなされたと言っても過言ではありません。
アメリカは超大国である
アメリカは冷戦以降世界で唯一の超大国として広く認識され、唯一の世界覇権国、世界経済の中心国としての地位を維持しています。最近では中国も台頭してきており、米中貿易戦争にまで発展しています。
このような状況下においても、アメリカは世界覇権国家の地位を守るために行動を起こし、国力の象徴である経済力も今後発展させていくのではと考えます。
まとめると、アメリカは、人口増加により自国だけで需要と供給の増加が見込まれ、優秀な人材が誕生しやすく、かつ、国家競争力維持のために今後も技術革新が起こりやすい環境があり、経済的な発展が今後も見込めると言えます。
まとめ
これまで述べてきた私が米国株に投資している理由をまとめると以下となります。
米国株の長期的に見れば右肩上がりですが、2度大幅に下落います。
①ITバブル崩壊(後退期間:2000年12月~2002年1月)
②リーマンショック(後退期間:2007年10月~2009年3月)
上記以外でも最近ではコロナショックにより大幅下落を経験しました。
これらの下落から分かることは積み立てても約3年近くは下落し続けることがあるということ、また、一時的に大幅に下落する可能性は常に存在し、今後も右肩上がりが保障されたものではないということです。
上記リスクに対して一番重要な対策は、リスクがあることを理解しているか、そして、そのリスクに対して適時状況判断し自分の目的と合う選択を選び続けることだと思います。
このことについて世界最大規模の資産運用会社バンガードはこのように表現しています。
”Focus on those things within your control”
(コントロールできることに注力してください)
この言葉は投資においてだけでなく、すべての物事において重要なことだと思います。
私は、現在米国株に投資していますが、それは必ずしも米国株がすべてにおいて優れると結論づけているわけではなく、調査し現時点の目的に合った選択肢として投資しています。今後目的にを考える上で、選択肢として米国株がそぐわない事態もあるかも知れません。
その時は当たり前のことですが、状況を調査/判断し自分の目的と照らし合わせながら、米国株への投資を継続するのか、撤退するのか選択して行きます。
投資において自分の目的を考え、何を信じて投資をするかは自分次第です。
偉そうなことばかり申しましたが…
まだ私自身何も達成できておらず道半ばです。だからこそ、常に勉強し謙虚な姿勢で相場と向き合い、自分にとってのベストな選択肢は何か徹底的に考えなら投資を行っていきたいと思います。
もし、この記事が米国株にこれから投資されようとされている方、もしくは、投資先に悩んでいる方の参考となれば嬉しいです。
ではまた‼
”歩いた道こそ武勇伝”
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